- タクシー運転手として働く上で、いつ起きてもおかしくないのが事故やお客様の急変です。
安全運転を心がけることが第一ですが、もし万が一のことが起きてもおかしくないように応急救護処置の知識を備えておきましょう。
今回は基礎知識編です!
応急救護処置とは
応急救護処置とは、【 心肺蘇生など救命のための手当】と【悪化防止のための応急の手当】のことを言います。
心肺蘇生や傷の手当、各種傷病者の手当が主な内容です。タクシー運転手として、この知識を身につけるのは義務とされています。
応急救護処置を身につけることが義務付けられてる理由
もし、事故が起きた場合
すぐに救急車を呼ぶと思いますが、救急車が到着するまでに10分待つのはざらです。
その間に、命が失われる危険性が充分に高いです。
例えばですが、お客様が呼吸停止した場合、肺へ5分以上酸素がいかなくなってしまうと臓器への影響、特に脳への損傷が激しいです。
命が助かったとしても、後遺症が残ってしまう可能性だってあります。
でも、これを読んでるあなたが応急救護処置の知識があれば、命だけじゃなく後遺症もなく助かるかもしれません。
「そんなの簡単に起きないでしょ」
決してそう思わないでください。その時は突然起きます。
実際に起きた事故現場
細かくは伏せておきますが、運転してる最中にお客様が意識消失したことがあります。
乗車したときは特に変わったご様子はありませんでしたが、しばらくしてお客様が眠ってしまったんです。
特に心配する様子もなく、そのまま運転していたのですが、ある事に突然気づいたんです。
顔色が青ざめている。
声をかけても反応はなく、路側帯に駐車しお客様がいる座席まで行き様子を確認しました。心肺停止と呼吸停止が起きていました。
突然起きた緊急事態、しかし手の震えが……
咄嗟に救急車を呼ぼうと携帯を取り出しましたが、手が震えて言うことがきかない。
ダイヤルを何度も押し間違えてしまう。気持ちは早くしないとと思うのですが、焦りと突然の緊急事態に何も追いついていなかったのが現状でした。
やっと呼べた救急車、しかし到着が…
やっとの思いで救急車を呼べましたが到着が5分以上かかるかもしれないと言われる。
お客様をタクシーから降ろしアスファルトの上で心肺蘇生を試みました。その間に、近隣の人に助けを呼びます。
「助けてください!AEDを誰か!」
たまたま近くを通りかかった男性のお陰で、コンビニからAEDを借りることに成功。
少ない知識ではありますが、5分が限界だと必死で行動を起こしていました。
救急車がやっと到着、そして命は……
結果、命は助かりました。後遺症も無事なく、その報告を聞いた時にとても安堵したのを覚えています。
でも助かったものの私の行動にはいくつかミスがありました。皆さんは気づきましたか?
本当はこうすべき!応急救護処置
直ぐに心肺蘇生を試みるべきでした。
1番目に救急車を呼ぶわけではありません。第一発見者は心肺蘇生をまず呼ぶことが大事です。
1分経過する事に生存率は、約10%ずつ失われていきます。そのため1秒でも早く心肺蘇生を行った方が良いんです。
感染症対策の道具がなかった
そうなんです。感染症対策を身につけずに救命措置をとっていました。
今回のケースの場合、人工呼吸を行ったわけですから使い捨ての呼気吹き込み用具は使うべきでした。
人命救助で恐れられてるのは感染症でもあります。
しかし、私は感染症対策グッズは2種免許の合宿を卒業した途端に捨てていました。
そう、起きるわけがないと思っていたんです
まとめ
お客様の命が助かったのは良かったのですが、自分の認識の甘さと責任感のなさには反省させられました。
今回は体験談と一緒に、応急救護処置とは何かをお話させていただきました。次回からは、肝心の処置内容を紹介します!
コメント