タクシードライバーは会社に依存して働くものではありません。
給料明細では基本給に手当てや残業計算等が書き示されていますが、歩合給である会社がほとんどです。
転職に失敗する方の多くは、保証期間の給料と自立後の給料の差に驚いて辞めるパターンが多いです。したがって、最初の1年をクリアできる新人は少ないと思った方がいいです。
タクシードライバーはあくまで会社から車を借りて営業ができる契約だと考えることが大事です。
転職の時の注意点
採用が決まれば、二種免許取得費用や入社祝い金と言う名の貸付金など、50万円ほどが採用者に貸し付けられます。
ほとんどは2年間の勤務で返済の義務が解消されますが、2年間勤務することは難しいものになっています。
理由の多くは事故と稼げない時のリカバーが出来ないこと。この2つの理由で辞めてしまう新人は多いはずです。
対人関係
タクシードライバーは対人関係は気にするほどではありません。
朝の出庫点検や朝礼以外では、帰庫時に会社の人間と顔を会わせる時間があるくらいです。出社してしまえばあとは一人で気楽に営業できますから、少し苦手な先輩や上司がいたとしても問題に考える必要はありません。
毎回顔を会わせると言っても最大で月に12乗務だけですし、一日に一時間も会話することなど無いのです。
思った以上に人間関係は薄いと思って大丈夫です。
社員雇用を勘違いしない
社員雇用と言っても、普通の企業で働くわけではありません。あくまでも会社から車を借りて営業ができる契約だと考えることが大事です。
売り上げにたいして会社側に車の維持費を支払うものだと考えたほうが自然です。つまり個人タクシーと法人タクシーは個人が経費を管理するのか?法人に管理を依頼するのか?この違いで稼ぎが変わってくると考えると良いと思います。
意識が変わることで売り上げに対する行動も変わります。会社に依存しない働き方がタクシードライバーである。
ここを理解しておきましょう。
その代わり、事故などの交渉は会社側がしっかりと対応してくれるわけですから、給料が安いと考えるより無事故無違反で過ごせるドライバーを目指すべきです。
稼げない
稼ぐことは地域で決まるわけではありません。所属する会社によってもスタイルは変わります。
駅につけて売り上げを作るのか、1日中距離が出る事に期待ができる空港などにお客様を迎えにいくのか?
個人のスタイルと会社の強みが噛み合わないと売り上げはついてきません。
東京エリアでは営業所がどこであれ、基本的に流し営業を勧められます。
神奈川だと西区や中区等を中心に流すドライバーもいれば、1日中地元から離れないドライバーもいます。
タクシードライバーは稼げない訳ではありません。地元に強く、地元から離れないドライバーになるのか?
知らない土地でも営業できるメンタル強者のドライバーになるか?形が見えてこないと難しいんですよね。
管理人は営業スタイルを持っていません。先輩たちと争わない、周りと同じ行動をしないのが売り上げになっています。(平均売り上げ50000円以上)
売り上げの作り方は性格やスタイルによって変わってきますから焦らないことも大事です。
そして稼げない時期は誰にでもあると考えましょう。
タクシードライバーだけで生活しようとしない
タクシードライバーは一回の乗務が減るだけで給料計算が大分変わってきます。
流行り病で欠勤してもそうですし、事故や怪我で欠勤しても給料は厳しいものになります。
タクシードライバーの収入だけで生活を考えるよりも、副業などで少しでもリスクを分散させる事が不安にならないためのコツです。
タクシードライバーの働き方は時間がしっかりとれます。
それを利用して何かアルバイトするなど、収入を複数持っておくと業界に挑戦しやすいでしょう。
もちろんタクシードライバーの収入だけで平均手取額50万円あろうが、事故一発で働けなくなるときが来るかもしれませんから、金額どうこうではなく考え方を広く持つべきでは無いでしょうか?
これはタクシー業界に限らず言えることですが、ほとんどの人は行動ができないまま大事なことを後回しにして手遅れになります。
タクシー転職の考え方
タクシーの仕事最大のメリットは、時間が多く使える事です。
この時間を利用して何か行動ができないか? ここにこだわれると大きな意味が待っています。
お金はそこそこで良いけれど、趣味に時間を使いたい!
生活をできるだけ良くしたい!
動機は幾つもあるでしょうが、魅力は時間の使い方にある事が注目できると失敗しないと思います。
まとめ
大きく分けてポイントを説明しましたが、これ以外にもポイントはあるでしょう。 しかし転職を考えるとき知っておいた方がいいスタートラインはここが最初になります。
まずはしっかりと考えて転職の準備をしていきましょう。
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