タクシー業界は来るもの拒まず採用するというイメージが強いそうですが、実際には多くの面接者が不採用になっています。
その理由は安全運転できるかどうか、健康管理ができるかどうかが大きいです。その他には常識や良識の無い方や、教養に不安のある方も当然お断りしています。どこの法人も来るもの拒まずとは言えないのが実情です。
では何故タクシー業界は求人が絶えないのでしょうか?これは離職率の高さも関係しています。この離職理由が知られていない事の一つになりますから、今回を参考に転職を考えてみても良いかもしれません。
タクシーで稼げるのか?
都内の平均売り上げは70000円です、神奈川横浜エリアだと50000円が平均になります。ひと月12乗務するわけですから、単純に売り上げ掛ける乗務数が営業収入になります。
ここから会社の契約に応じた歩合給料が取り分になりますね。50%として考えても30万円以上は給料に跳ね返ってくるわけです。稼げないと言われているタクシー業界ですが、実は稼げないと本気で口にされる方は少ないのかも知れません。
タクシー業界の離職理由
これは様々ですが、一番は事故です。
人身事故だけではなく、小さな事故もタクシー会社では事故認定します。バンパー部分をこする程度でも事故扱いになります。
地域によっては車がギリギリ通過できる場所を1日に何往復もするわけですから、小さなかすり傷を付けてしまう事もあるわけです。その様な小さな傷でも事故ですから、会社は運転者との契約を打ち切る場合もあります。
その為、長くお仕事を続けていくには安全運転のほかに、狭い道をどう対処していくかも重要になってきます。免許に傷がついていなくても、小さな事故が積み重なれば会社から車を貸してもらえなくなる危険性が出てきますから退職せざるえません。
お客様に行けと言われた道は走らなければいけませんから、運転技術に自信がないドライバーは長くは続かないのも事実です。職場の人間関係や、仕事でのトラブルで退職するよりも、事故の積み重ねで貸してもらえる車が無くなることが離職の大きな原因です。
売上が悪いと契約を切られるなど言われていますが、そんなことは少ないと思います。売上は後からついてくるものです。事故を起こさないことが一番大事で難しいことだと知っておきましょう。
タクシー業界へ転職する時の考え方
タクシードライバーは社員雇用というよりも、会社と契約した業務請負業や、個人事業と考えた方が無難です。売上=歩合ですから、会社員の給料とは少し違います。
20代で年収600万円超えることも出来ますし、年収1000万円近く貰えるドライバーもいるそうです。
私の経験上は1000万円ドライバーは見たことありません。せいぜい800万円台が地域に数十名走ってる感じです。
タクシードライバーは個人事業。
こう考えて転職するのであれば、こんなはずではなかったと思う事は少ないと思います。全てが自己責任であると思いましょう。
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