タクシートラブルの上位にランクインする事案が乗車拒否です。
著名人で言えば実業家の堀江貴文さんが被害に立腹してSNSで苦言を呈しています。
しかし残念ながら、多くの人は乗車拒否に該当するかどうかの判断はできません。乗車拒否に当たるかどうかの判断が出来ないままクレームに発展したりトラブルになったりするのです。
そこで今回は乗車拒否ってなに?被害を受けたらどこに通報したら良いの?の2点に注目してわかりやすくお話します。

この記事でわかること📣📣
- 乗車拒否はどのような状況でされるのか。
- 現役タクドラが語るリアル。

乗車拒否とはわかりやすく言うと
各メディアやSNS上で見かける乗車拒否ですが、「そもそも乗車拒否ってなんなの?」と思いますよね。
簡単に言えば、タクシーは正当な理由なくしてお客様の依頼をお断りできない。これだけです。
例えば、「近い距離だから乗車拒否します。」とか、「見た目が生意気そうだから無理!」とかこんな感じの拒否は出来ないわけです。
しかし似た内容でも以下の場合は乗車拒否になりません。
- 近い距離だからではなく、極端に狭い危険な道を経路として伝えられた場合に事故の危険がある旨を伝えてお断りする。
- 見た目が生意気そうだからではなく、極端に汚れた作業着姿であったため車内が汚れる危険性があるためお断りした。
こんな感じですね。
その他には
- くさい、汚染の可能性がある
- 危険物を持っている(可能性がある)
- 死体や死骸を積み込む
などが乗車拒否できる理由の一部です。
例えばお客様がくさかったとします。汗くさいですとか、生理の生々しい匂いが強いですとか色々とあります。
ですがこれお客様に
「お客様ちょっとくさいんでお断りします」
と言えるでしょうか?思いやりのあるドライバーであれば言えませんね。
ですがこのような方を対応したあとに、車内の空気を入れ換えたり、車内温度を調整したりと時間がとられますし、次に利用されるお客様は不快になります。
ですから乗車拒否できる対象なのですが、本当の理由を本人に伝えるドライバーは一部でしょう。
筆者はいつも我慢して対応して、その後に消臭スプレーなどを使い空気を入れ換えて次の営業に備えます。 この間20分程度車を換気したりするわけで売上は下がります。
ですからこのような方に遭遇した場合の多くは。

お客様申し訳ございません、私事なのですが体調を崩しまして回送表示にするところでした。 今回はお断りさせていただいてもよろしいでしょうか?
などと理由をお話して、お客様の理解を求めるでしょう。
どのようなシチュエーションでも無理があっても、お客様に対して「お前強烈にくさいからさ乗ってこないでくれない?」と言うドライバーはいないのです。
「急に体調不良になりました。ごめんなさい」と言われたら、それで納得してあげた方が良いと思いませんか?
匂いに関しての乗車拒否はトラブルに発展した場合、事情を説明することが激しく難しいのです。それはタクシーセンターや運輸局の事情聴取でも難しいです。
ですが車内を汚染する人をお客様として迎えるわけにもいきません。
タクシーに乗る前に嘔吐して、胃液やお酒の匂いが染み付いて、吐瀉物が衣服についている方をお断りする際にドライバーが、「お客様激しく汚いしくさいのでお断りします。」と言えますか?
言えませんよね。
ですが言葉の足りないドライバーや語彙力の無いドライバーは、お客様に乗車拒否だと通報されたりします。
このように、お客様とドライバーで食い違うことは多々あり乗車拒否のトラブルはあとを絶ちません。
酔ってないし小綺麗な自分が乗車拒否されたんだけど?
自分は普通なのに道で手を上げてもタクシー止まらないし、明らかに目が合ってるのに止まらなかったタクシーがちでムカつくぜ!
などと思うこともあるでしょう。
タクシーは正当な理由無くお客様の乗車を拒否してはいけません。空車表示にしている限りはお断りできないのです。
ではこのようなケースで乗車拒否された場合に考えて欲しい事があります。
- 停車するのに安全なスペースがあったのか?
- 空車ではなく回送、迎車表示ではなかったか?
- 駐停車禁止区間、乗降禁止区間ではなかったか?
大きく分けて3つの原因がありますね。
道交法を知らない利用者は、駐停車禁止区間でも平気でタクシーに手を上げます。
回送表示や迎車表示で走行していても手を上げて止まらなければ、怒鳴り散らして写真を撮ったりします。3車線ある交通量の多い道路の真ん中を走行中でも手を上げて止めようとします。
事故を起こす危険性しかないですよね。
もちろん反対側の車線からでも手を上げて止めようとする方も多くいます。タクシーの大事故のひとつにUターンがあります。
反対車線のお客様に気付いてUターンしたところ事故を起こしたドライバーは多くいます。その中には死亡事故も多いです。
このようにお客様の道交法の無知やモラルの欠如によって、お断りになるケースが非常にお多いのですが、お客様側は納得されず通報や事故につながる事例が少なくありません。
その他に乗車拒否
以上のような事情とお客様による思い込みから、毎日どこかで乗車拒否のトラブルは絶えません。
その他には以前に糞尿を車内で撒き散らした方が、また利用しようとしたのでお断りするといったケースなどがありますね。
隠さずに言えば車内でイチャイチャしはじめて体液で汚した人や、薄手のワンピースを着ていて体液が流れ出てしまった人。全て車内を汚染しています。嘔吐もそうです。
現在で言えばコロナ感染リスクや、その他ウィルス感染、性病感染など社会人としてエチケットが足りない利用者は多すぎるのです。「お前以前に精●垂れ流したよな!体液が染み付いて大変なんだよ!」なんて言えますか?
こちらがどんなに嫌な気持ちでも、やんわりお断りする工夫をして対応するしかないのがタクシードライバーなのです。
乗車拒否間違いないけど考えて欲しいこと
タクシー利用者の中には不倫などでホテルに向かう方が多くいます。その際に車内でイチャイチャしはじめたり、恋愛話をし始めたりする方は非常に多いです。ホテルから別々の目的地へ1台のタクシーで向かう方もそうですね。
明らかに不倫で、事情も把握できてしまうなか対応する時間はストレスでしかありません。最低限のモラルは社会人として必要ではないでしょうか?
お客様の性癖も不倫歴も自宅までもタクシードライバーは知ることになります。
それでもタクシードライバーを下に見て小言を言う方は少なくありません。
基本的に乗車拒否と言うものはできませんから不快な思いをしながら走るわけです。お断りしたくなる気持ちも理解して欲しいところですね。
この意見に賛否両論出ると思いますが、拡散していただいても構いませんしタクシードライバーのリアルはここにあるのです。
いわゆるラブホテルからタクシーに乗り込み、体液の匂いを撒き散らしながら下世話な事を聞かされ、支払い時には舌打ちをされる仕事をしたいと思いますか?
タクシードライバーは奴隷でもありません。
利用する側の一部ですが差別意識があるのです。
法令を直ちに変更せよと声を上げる運転士が少ないのも事実ですから、どっちもどっちと言えば釣り合いがとれるかも知れませんね。
最後に
わかりやすく乗車拒否ってなんなのかと、タクシードライバーのリアルな闇の部分までお話ししました。
今回は常識的な人からしたら、耳を疑うような内容でしょう。
しかしながら控えめにわかりやすく伝えても残念ながらこれが乗車拒否になる、もしくはつながるケースです。もちろん細かく言えば他にもたくさんあるのですが、乗車拒否だろと決めつける前に自分を見つめ直す機会になるページと思ってくれると嬉しいところです。
おそらくネット上で語られていないリアルを投下した今回ですが、いかがでしたか?果たして毎日のようにある乗車拒否という問題はタクシードライバーだけが責められることなのでしょうか?
お客様側の知識やモラル低下の問題も無いのでしょうか?
そこを決定できる判断材料はありませんね。それはこれからも利用する私達が判断するところなのですから。
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