異業種へ転職して成功するのは簡単なことではありません。ですが働き方や収入の目標によっては楽に達成できる職種もあります。
現在コロナ過において影響を受ける業界は多いです。タクシー業界もその一つになります。
それでもタクシー業界へ転職を考えるなら5つの考え方が必要です。今回は転職を決意するまでに考えるポイントを紹介します。

年齢と経験から転職
最初に考えなければいけないことは年齢と様々な経験です。
タクシーはお客様対応が多い職種です。その為1日に何度も自分とは合わないお客様を対応しなければいけません。中には目的地を伝えられない方もいます。
当然お酒に酔った方も利用しますからトラブルは毎日のようにあります。年齢が若ければキツくあたる利用者もいますし、年齢が高ければ運転が不安だと苦言を呈する方もいるでしょう。
そんな方もこちらからお断りすることは基本的には出来ません。乗車拒否という行為になるため、会社も個人も迷惑になります。
毎日をスムーズに営業するには、お客様を対応する技術も必要になりますし、その上で事故や違反に気を付けて走らなければいけません。道がわからなくても走りますし、視界の悪い大雨の日でもお客様を対応しながら走るのです。
年齢がお客様の印象を左右する職種であると思いましょう。
次に経験です。
これは走る技術だけではありません。東京、神奈川、大阪では地理試験というものを合格しないとタクシードライバーにはなれません。もちろん勉強をして合格を目指しますが、暗記が苦手だったり地理に疎い場合は苦痛になるでしょう。
急なトラブル対応もそうです。タクシーが故障したり、事故に遭遇したり、警察に届けでなければいけない事を判断して、会社に報告し警察へ連絡するのです。
タクシードライバーのお仕事はやってやれないことはないのですが、常にリスクと隣り合わせの仕事だと思いましょう。
そのなかで今までの経験が生かされるのです。タクシードライバーに年齢の若い方が少ないのはこのようなことから続かなくなります。
まずは年齢と今までの経験を考えてお仕事が出来るのか判断することが大事です。
働き方
内勤でも深夜勤務はありますし、隔日勤務があります。
タクシードライバーは日勤、夜勤、隔日勤務の3種類が主にある働き方です。
日勤とは朝から夕方まで、夜勤とは夕方から明け方まで、隔日勤務とは1日ごとに仕事と休みを繰り返す働き方です。
隔日勤務の場合、最大でも13乗務までしか仕事はできません。
毎日乗務する働き方もあれば、隔日勤務のように1日出たら1日休むスタイルもあるので、自分にあった働き方を考えてから転職を検討したいですね。
各勤務とも残業時間の上限が法令で決まっているためブラックな拘束時間などはありません。ですが働ける時間が決まっている為に営業中のトラブルで時間を失うことはあるのです。
お客様とのトラブルで警察を呼ぶことも当然ありますし、その様なことがあれば一度で1時間は失います。夜間ですと時間あたり5000円以上は売り上げますから大変です。
働き方についてはまずここを意識しましょう。
収入の目標
タクシードライバーは歩合制の給料体型となります。だいたいどこの会社も似たような方式です。
ですから自分の給料は目標をたてて働く必要があります。
幾らほしいのか?その為には何㎞走らなければならないのか?ある程度計算しておくと良いですね。
おおよそで言われている計算は1㎞走行して200円ほどの売り上げになります。250㎞走行して50000円の売上となりますね。
参考までに話すと、営業回数30回で走行距離230㎞程度が平均でしょうか。実際にはもう少し多くの売上があると思いますが、一般的に東京や神奈川ではこのような感じになると思います。
ですから自分の給料は乗務回数と走行距離をなんとなく計算しておけば、自分の目標額が可能かどうかが見えてきます。
ただし会社との契約内容によっては歩合率が高い、もしくは低い事もあるのであくまで目安と言った感じです。
会社選び
ここまで考えることが出来たら、自分に合ったタクシー会社を選ぶことです。タクシー会社を紹介してくれる会社もありますから難しくはありません。
しっかりと考えることが大事ですね。
基本的には会社の持ち味を把握しておくことが大事です。
つけまちメインの会社なのか、流し営業がメインの会社なのか、固定客が多い会社なのかと言ったところですね。
会社によって地域に根強い営業力を持つ場合や、大きな病院と専属契約している会社。その会社だけしか入れないタクシー乗り場なども存在します。
このあたりも面接前に確認しておくと稼ぎ方や働き方が入社前に見えてきますね。

なおタクシー会社では入社祝い金や生活支援金と言った援助をしてくれるところが多いです。大体は2年間勤務したら返済不要の契約で借りることが出来ます。
このような支援制度がある会社を利用して生活の不安を減らせるのも事実ですが、事故や違反で働けなくなる危険性や契約解除されるかもしれない可能性は否定できませんから慎重に検討したいですね。
2種免許取得
どこの会社も多くが資格取得制度を導入しています。
この際にかかる費用や、給料など会社側が支払ってくれる制度です。2種免許取得は主に合宿での講習と実技を重ねて試験場へいくかたちが多いと思います。
合宿中はストレスの多い時間になると思いますから、内容を確認しておきましょう。
多くは合宿中の飲酒が禁止となります。個室料金は自己負担など細かく会社ルールもありますから確認しておくと安心です。
神奈川や東京、大阪でタクシードライバーを目指すとなると、タクシーセンターでの講習や法令試験に地理試験といったものが出てきます。そのあたりも難しいものですし、挑戦に不安な方は前もって勉強をしておいた方が良いです。
これらは会社があなたを採用する前に行うことであり、会社によっては不合格期間が長ければ契約しないこともありますから注意が必要になります。
中でも地理試験は一度で合格する人の方が少ないので勉強が必要です。
まとめ
このように転職の前までに考えておきたいことを紹介してみましたがお役に立てたでしょうか?
今回のお話よりもさらに個別に詳しく話した記事もありますから、気になる方はご覧ください。
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