うっかりミスから大事なことまで、まとめてみましたので参考にしてください。
タクシードライバーの新人がやってしまう初歩的なミスとは
①出庫前の点検ミス
タクシーは営業所を出る前に必ず点検作業を行います。
エンジン周りから内装、外装までをチェックしていきます。仕事を始める前にこれらの問題点が見つかれば、営業所へ報告してから営業を開始します。
特にミスをしがちなものは、外装の傷や凹みです。これは新人の内は慣れない点検作業であり、毎回自分が乗る車ではないため傷や凹みが元々あったのか?報告済みなのか?ぼやけてしまいます。
出庫後の報告は自己責任になりますから、なるべくコツを覚えておきたいですね。
・明るい場所でチェック
・少し離れてチェック、しゃがんでチェック、触ってチェック
・確認箇所の順番を決めておく
②無線の開局忘れ
慣れ始めると無線の開局チェックをしないまま街へ出てしまいます。無線が大人しいと思ったらすぐに開局設定を確認しましょう。
開局設定を忘れるのはミスで済みますが、閉局設定のミスは次に使用するドライバーの迷惑になります。
③料金メーター
押し忘れはもちろん、発車が確定する前に押してしまうこともあります。他には迎車ボタンや高速ボタンの押し忘れなどです。
実車ボタンの押し間違い以外は、なんとでもなりますから落ち着いて作業したいですね。
④経路確認の不備
お客様の目的地がわかっているから、経路確認を怠ってしまいトラブルに繋がる行為です。
お客様の全てが経路を伝えてくれるわけではありません。目的地が近付いても声をかけてくれる訳でもないのです。
小さな見落としがミスになるお仕事ですから初心を忘れずに行いたいですね
⑤お釣りの過不足
コレもやってしまう典型的な初歩的ミスです。特に隔日勤務のドライバーは注意したい事案ですね。
ミスを減らすには、声を出して対応することですね。
⑥目的地が一字違い
思い込みや勘違いで目的地を一字間違えるなんてことが出てきたりします。
丸三工業団地(仮)が三丸団地(仮)なんて思い込んだりしてしまいます。
これがまた逆方向だったりすると、お客様も自分もパニックになります。
逆方向へ走った瞬間、お客様に戦慄が走りますから聞き間違えやすい場所がある地域で営業する際は注意が必要です。
⑦ワンメーターのお客様
初乗り料金で何がなんでもギリギリまで乗ってやると考えているお客様は多いです。そしてそのお客様は地元民ですから、何度も乗車してきます。
1日の半分以上は初乗り料金で目的地に到着できるお客様が多いわけですから、初歩的ミスが発生しやすいです。
・到着寸前でワンメーター上がってしまう
・経路確認ミスでワンメーターで到着しない
・信号に捕まってしまい、その間にワンメーター上がってしまって舌打ちをされる
初歩的ミスと言うとこんな感じです。
ワンメーターのお客様トラブルは非常に多く、なかなか狙って防げる手もありませんから数をこなして慣れるしかないのかもしれません。
⑧回送表示を戻し忘れる
回送表示を出したものの、いつまでたっても戻し忘れてしまうパターンです。
こんなときはきっと、先輩や他の会社のドライバーに指摘されて気付くことがありますから素直に受け入れたいですね。
回送表示を出して走っているとタクシーセンター等から指導される場合もありますから、注意です。
⑨標識の見落とし
タクシードライバーは毎日知っている道を走るわけではありません。
木に隠れてしまって見えない一時停止や進入禁止を見落としてしまう事があります。
コレを防ぐために標識を支えている支柱があるのかどうか注意すると良いです。知らない道で違反取り締まりされたときは、心が折れてしまいます。
⑩かする、こする
やりがちな事故の代表がこちらです。新人は半年以内に大抵やらかします。
それは、生活道路など狭い道の運転にコツを掴んでいないからです。実車中であろうと、その場で報告しなければなりませんから、とにかく面倒ですし心が潰れます。

こんなのかすり傷だぜ!
と言って良いのは少年漫画だけです。タクシードライバーは報告義務がありますから、まずはぶつけないように慎重になりたいですね。
⑪帰庫遅れ
あと数千円追いかけたいなど売り上げを理由に会社へ帰る時間をミスるパターンです。
これは意外に重罪ですから会社によっては報告書や始末書になります。最初は無理せず頑張りたいところですね。
⑫洗車
洗車は営業の最後に自分で行うか、営業の最初に自分が行うか、会社の洗車係が行うかのパターンが一般的です。
その他にガソリンスタンドで洗車したり、洗車屋さんにお願いするパワープレイもあります。
どのパターンでの洗車でも、事故や事件は付き物です。一番被害が少ないのは自分で行う洗車ですが、慣れてくると楽をしたくなるものです。
⑬入金ミス
会社によってだと思いますが、未収の処理や電子マネーなど入金も種類が増えた為、初歩的ミスは細かくあるんです。
ジャーナル(レシート)紛失だったり、チケット記入漏れであったり、必ずと言って良いほどやらかします。
原因のほとんどは疲労から来るミスだと思いますから、1つずつ焦らず慣れていきたいところです。
まとめ
このように初歩的ミスと言っても、色々なミスがあります。そのミスも重なれば事故に繋がると思い、焦ることなく経験を積み重ねていきたいですね。
殆どの失敗は誰しもが通る道ですから、失敗を恐れず経験していきたいですね。
ただし事故と違反はダメなのは言うまでもありません。
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