タクシー業界は会社同士のトラブルや、ドライバー同士のトラブルが多いです。
その理由の多くは自己都合によるジャイアニズムが関係しています。トラブルのほとんどはお客様からしたら迷惑しかありません。
実際にこの業界にいる私も経験していますし、タクシー業界が下に見られる理由の根幹であると感じています。
どうしてトラブルは無くならないのでしょうか?今回はタクシードライバー同士のトラブルについて話しましょう。
会社内のトラブルは無線
無線とはお客様の予約行為です。
会社によって誰が担当するのかは決まりが変わってきます。大抵の会社は無線を受けるために待機しているドライバーの順番で振り分けられるのですが、これが平等ではない会社が多いんです。
会社側としては大事なお客様を任せられないと判断すれば、新人に回すよりもベテランに回したい仕事はいくらでもありますからね。
この食い違いがトラブルの原因になります。

無線配車は平等ではない
稼げないドライバーが一度は考えてしまうことのひとつです。当然あのドライバーは不正に稼いでいると妬み、周りを巻き込んで怒鳴りあうドライバーもいます。
会社から信用される人材であろうと考える人は少ないようです。
社内恋愛
これはどこの業界でも見受けられるトラブル事情です。
タクシー業界はバス会社や病院と関係が深い為、結構この手のトラブルはあります。
看護士やバスガイドとお付き合いするのが羨ましいのでしょうか?
恋愛に発展するのは、双方の常識の範囲で考えるものですから必要以上に噂することもありませんね。
ですがタクシー業界は独身が多い為、モテるドライバーは妬まれてしまうようです。下手したら芸能人とも仲良くなれるチャンスもありますからね。
羨ましいのでしょうね。
仕事以外での付き合いかた
大体どこの会社も労働組合やサークルなどが多く賑わっています。このサークルがまた難しい人間関係を複雑にします。
たいして興味もないサークルに参加させられたり、家族との予定を乱されたり、ドライバーの悩みの種になったりするんですよね。

あいつは付き合いが悪い
普段の仕事は個人プレーが多いため、イベント事の参加が親睦を深めることは確かですが、どうしてもタイミングが合わない人もいるんですよね。
これがまたトラブルに繋がりますから、出来るだけ参加するか、参加できない理由をリーダー的なポストにいる方にお話ししておく事が大事です。
会社内でのトラブル事情は大きく分けて3つですね。
この3つは意外に火種になりますから、社内のドライバー同士のトラブルは回避したいところです。どうしても合わない人も出てくると思いますが、挨拶くらいは自分からしておく勇気が大事ですね。
別会社のドライバーとのトラブルはくだらない理由しかない
駅乗り場の威圧行為
ドライバーの中で少人数でしょうが、嘘をついて駅から追い出そうとするドライバーや、多人数でドライバーを囲み威圧行為を繰り返す地域や駅乗り場があります。
神奈川では横浜市の一部が非常に有名です。この為、毎日タクシー乗り場は繁忙時間になるとお客様が長蛇の列を作り、タクシーを待っています。
威圧行為の理由は簡単です。
その地域や駅乗り場にタクシーが増えると、自分の売り上げが落ちると考えているからですね。
なのでお客様は待たせておけばいいという考えですから、タクシー乗り場で待ち続けたところでお客様を迎えに来るタクシーは限られています。
この縄張り争いが誰のためにもならないと私は思いますが、平成が終わる今でもタクシー業界は縄張り争いを続けている会社があるんです。
これは市が管轄しているはずの乗り場や、タクシーセンターが管理しているはずの乗り場でもありますから、実際に大人の事情が絡んでいるのかもしれないですね。
市民や国民が優先される業界ではありません。

今落ちているお金をどうやって独り占めするか?
ここにこだわる蛇のようなしつこさがタクシー業界には根強く残っているようです。
不便な乗り場はお客様とタクシードライバーで協力しあい、タクシーセンターよりも影響力のある組合のようなものを作り上げるしか無いでしょうね。
こんなお話をしても立ち上がる人がいないのも知っています。事実タクシーセンターも動かないですからね。
威圧行為や嫌がらせで殺人事件が起きても動かないのですから、怪しい会社や地域でタクシーを利用する場合、無理してでも予約して信用できる会社に迎えに来ていただいた方が良いです。
ドライバーの嘘でトラブル
ドライバーには嘘つきが多いです。
うちの会社専用の乗り場だから営業しないでくれ等と言われます。駅の乗り場で一部の会社しか入れない場合、乗り場に明記してあります。
他にタクシーセンターの問い合わせ窓口や、担当会社の連絡先が書いてありますから、お客様側が困ることはありません。
ですが嘘によってしめだされたドライバーは減るわけですから、お客様は数少ないタクシーを待ち続けるしかなくなります。
駅乗り場の威圧行為や追い出し行為をなくすにはお客様側が徹底的に、不正業者のタクシーを利用しないことですが、残念ながらそんなことまではしてくれません。
ドライバーも諦めるのか、戦うのか道はありますが大抵のドライバーは諦めるでしょう。
私はこのような行為があれば相手に乗務員証を控えさせてくれと言います。会社とタクシーセンターに報告して今後の対応を決めますと伝えて、その日は平気で営業します。
だってお客様側が暑いなか、寒いなかずっと待ってるのに、かわいそうに思いませんか?きっとお客様のことはお金としか思わないから、縄張り争いを続けているんだし、嘘ついて追い出し行為をするドライバーがいるんです。
人間的につまらない人だなと思いますけど、タクシー業界はお客様側もドライバー側も理不尽な方はいますから、トラブルにどう対処するかは個人の裁量次第なんですよね。
私はお客様に感謝される仕事がしたいと思い、この業界に入りましたから今でも縄張り争いや追い出し行為には疑問を感じます。
だって管理者の決まりごとじゃないんですよ?
夜遅く長蛇の列のなか赤ちゃん抱いて順番待ちしてるママを見てなにも感じない、杖をついた老人や車イスのお客様側が待ち続けていても、自分の売り上げだけのために余所者は来るんじゃねえ!っておかしくないですか?
誰かのために私は走ろうと思うから、私はルールを守った上で余所者でも営業してますよ。
当然駅乗り場にも参戦します。知らない土地で営業しても、お客様は道を教えてくれますし、ビビる必要はありません。
しかしこの2つが他社のドライバーとトラブルになる大きな原因です。
タクシーって底辺職
タクシードライバーが見下される理由の多くは、お客様側もドライバー側も、常識のない人が、自分の価値観を常識としてとらえていることに気付かないからです。
ドライバーに道を教えるのが面倒だとか、ドライバーが道を間違えたからドライバーの責任だとかありますよね?
運送約款をまず知らない人は、利用者として基準にはならないのではと思います。
運送約款では道を間違えないための打ち合わせ、利用者が知っている道ならばドライバーに教えて協力しなければいけません。
このようにお客様側が無知なこと、ドライバー側も嘘つきや、不正行為者がいるのも事実です。
その内自動運転が行われてドライバーが淘汰される時代が来ると言われる、タクシー業界ですが安心してください。
私たちが死ぬまでそんな技術まで発展できない理由がありますから、どうせお互いタクシーを利用するなら、双方が安心に利用したいのは事実です。業界同士で潰しあったところで未来はありません。
そうですね。どこかパチンコ業界とタクシー業界は似ていると思います。
新規会社がタクシー業界に風穴を開けるとしたら、この事情から攻略するでしょうね。
コメント