タクシー業界はブラック

タクシー業界とは
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現在でも語り継がれるタクシー業界のブラックな噂や話は本当なのでしょうか?

確かにブラックかもしれないと感じる部分から、実はそうでもないと言いきる部分まで細かく特集していきます。

就職や転職を考える方は気になるところを読んでください。興味のある方は色々読んでみてくださいね。 

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タクシー業界の平均年齢 

ドライバーの平均年齢は非常に高いです。全国平均60・1歳と言われています。

わたしが所属する法人も平均54歳だったと思います。20代や30代の方がドライバーになることは多いですが、運転経験が少ないことから続かない方が多く感じます

事故や違反はドライバーにとっても会社にとってもマイナスしかありません。それは当然お客様からしても同じです。

ですから必然的に経験豊富なドライバーが生き残る事になりますし、平均年齢は高いと言えます。逆に言うとドライバーの採用条件に年齢は関係しないことが解りますね。 

タクシードライバーの平均年収 

よく言われるタクシードライバーの平均年収ですが360万円ほどで、日本の平均年収より低いとされています。

これは事実ですが、実は誤解があります。

タクシーは稼げないのではなくて、稼ぐ必要のない方も働いているということです。

正社員で働いて売上ノルマもありますが、それを達成する事は難しくありません。達成してあとは仕事をしない方もいますし、稼ぎたいドライバーは時間ギリギリまでお客様を対応します。

稼ぐドライバーは年収700万円位はこえてきますし、コロナ過の現在でもこのラインをキープする人もいます。タクシードライバーはあくまで個人で売り上げるお仕事なので平均年収はあてになりません。

紙袋六良
紙袋六良

個人的にはもう少し平均年収高いのでは無いだろうかと感じます。

実際に所属する会社の歩合率や地域性による繁忙期などもありますから、うまく立ち回るドライバーの年収は360万円と言う平均を軽くこえてきます。

最低賃金で計算した給料しかもらっていないドライバーが多くいたとしても、平均年収は360万円なのは疑問ですね。考えられるのは事故や違反などの負担をドライバーがして収入を減らすと言うことでしょうか?

ちょっと想像がつきませんね。 

タクシー業界の労働環境 

この業界で言われてることの多くはだと思います。

労働環境は会社によりますが、休憩時間を無視して働き続けることは難しいですし、一度の乗務で運転して良い時間は法令で決まっています。

ですから残業を無理に続けることも出来ませんし、どこの会社も営業日報と言う書類が証拠として保管されています。労働時間は法令で決まっている以上にのばすことは出来ません。 

内勤はこの限りではありませんが、営業所内で喫煙しながら仕事する職場などもないでしょうし、あったとしても極僅かではないでしょうか。労働環境がブラックな時代は終わっていると思います。 

業界ではパワハラが多いと言われていますが、実際に裁判まで発展する例を幾つか知っています。パワハラと言われますが、人の命を預かる業界ですから指導に熱が入る事もあるでしょうし、ちょっとしたトラブルが会社とドライバーで起きることは事実です。

あたりの厳しい管理職がいたとしても不思議ではありませんが、どこの会社も組合があると思いますから相談や解決はスムーズです。 

これらふたつのブラックな噂はこの程度で落ち着きます。 

賃金が低すぎる事や事故に違反といった自己負担の話はありますが、業界の闇と言うよりは会社により契約内容が違うため否定できないものになります。

噂話で言えば事故の負担金や車両の修理代金をドライバーが負担すると言うのは聞きますね。どこの会社でもあるのは、売上の自腹です。

お客様トラブルで売上が受け取れなかったなど自腹で処理します。会社側が負担してくれる事はありません。これはドライバーが詐欺行為を働けてしまうからです。売上に対してのミスやトラブルはどこの会社でもドライバーの負担になります。  

タクシー業界の事情 

2022年業界の売上はまだ良くありません。

業界の売上はどの法人でも2019年売上昨対比で50%ほど減少しました。全国で34万人と言われたドライバーも28万人ほどになったそうです。これは新型コロナウィルスの影響でどこも難しい状況であると言えます。

ただ回復傾向がみられることもあるため求人も募集してる法人が出てきています。全国的にタクシー料金の値上げや東京オリンピックの恩恵を受けなかったタクシー業界は厳しい中で営業を続けているのが事実です。

この件に関して言えばタクシー業界だけではなく観光事業や飲食業界も同じですから難しいところですが、旅客事業は国の補助が出ていないため現在も厳しい法人があることは事実です。

助成金問題はタクシー業界だけではありませんから事情と言うと違うかもしれませんね。今後徐々に明るくなってくるかと言うと問題は山積みです。そこに対する業界の対策が新卒採用の強化に乗り合いタクシーの成立などベクトル違いなのは残念ですね。 

結局タクシー業界はブラックなのか 

ホワイト企業に近いタクシー会社は大手の会社よりも、中小企業的なポジションにいるところの方が多いと思います。

大手ではやはり対人トラブルも多く聞きますし、管理する人間が増えるため会社もドライバーも小さな事は多々あるでしょう。

ただし労働時間に対する懸念は先程話したようにありませんから、安心して働くことが出来ます

ドライバーとして働く場合、会社のブラック事情よりも、地域のお客様事情の方が怖いところです。ブラックなお客様や、お客様と呼べない不良客は間違いなく存在します。

タクシー業界がブラックとは言いきれない事は理解できると思います。 

タクシー業界と労働組合 

この業界にも労働組合は存在しますし、頼れるところです。

会社によっては2つ3つ位の労働組合があると思います。業界に対しても、会社に対しても強い影響力があるため安心して働くことが出来ます。

組合費用が高いとか、強制的に押し付けられる物事も特にはありませんし聞いたこともないですね。

自交総連のホームページ (jikosoren.jp)

上記URLの組合が大きくて有名ですね。 

タクシー業界にチャレンジしてはいけない 

さてここまでで、おおよその業界を語りましたが参考になったでしょうか?

ここまで読んでもさっぱりタクシー業界の魅力は感じないし、転職するべきではないと感じる方が多いと思います。まだまだ問題が山積みな業界であることは否定できませんね。

女性の積極採用や新卒採用に、未経験の飛び込みまで採用する会社が多いですが、女性ドライバーの防犯対策や新卒者や未経験の方へのフォローアップなど、しっかりと対応できている法人はありません。

自己防衛に自己責任がついてまわることは確かなのです。

ですが魅力的な年収を求人広告に出しているものも見かけませんか?あの年収も嘘ではないのです。

そのあたりはまた違った話でさせていただくとして、ここまでで業界にチャレンジできるのか? その参考になればと思います。 

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