さて転職の決断がいよいよ固まったら最後に会社選びになります。
会社ごとに稼げる会社や待遇の良い会社があり、入社祝い金と言う名目で借金させてくれたりします。入社祝い金は大抵2年間の勤務で返済免除になるケースが多いです。
このようなことから会社ごとの特徴まで今回は語っていきます。

この記事は以下のような人にオススメ!
- 会社選びに悩んでいる人
- タクシー会社の違いを教えてほしい
- 何を基準にすればいいかわからなくて困っている

始めに知っておきたいこと
会社を選ぶ際に最初に知っておいた方がいいことがあります。
- 事故の負担は誰がするのか
- 資格取得制度があるのか
- 入社祝い金や生活支援金はあるか
この3つは面接以前に確認しておいた方がいいです。
特に事故に対しての請求が自分にまわってくるような契約はしてはいけません。少なからず自己負担で営業してる会社はありますから間違っても入社したくないところです。
事故を起こさない自信があっても、一生無事故で過ごせる業界でもありません。
タクシードライバーは一般人が一生かけて走る距離を2~3年ほどで走りきります。一般人の何倍も事故に遭遇することはあるのです。
資格取得制度が備えてある会社は、合宿費用や免許取得費用を負担してくれます。これは必要経費貸付であったり入社後2年経過で返済不要など条件があるので確認が大事です。資格取得期間も研修費として賃金を支払う会社もあります。
最後に入社祝い金や生活支援金と言った貸付をしてくれる会社もあるので、利用したい方は確認した方がいいですね。
地方から上京するとか、職場地域の高速道路を乗ってみるとか、利用したいお金です。中でも自身の仕事に用意する釣り銭(3万円~5万円程度が一般的)が必要になりますから利用したいです。
このような貸付も大体は2年経過で返済不要とする会社が多いので確認しておくと良いでしょう。
稼げる会社と稼げない会社の違い
ドライバーの稼ぐ、稼がないの違いではなくて、会社によって稼げる会社と稼げない会社は存在します。
稼げる会社は営業に対する強みがあります。稼げない会社はそれがありません。
求人などでうたわれる平均年収などは参考にしない方がいいです。基本的に参考にするのは無線配車の数とタクシー車輌の数ですね。

どこの会社もHPなどで無線本数という数字を掲載していると思います。1日平均何本とか月平均何本といった数字です。
その数字÷タクシー車輌の台数で一台あたりの仕事件数が見えてきます。日平均300本、無線があるとして社内のタクシーは10台とします。そうすると1日あたり30本無線配車がありますね。
実際に30回無線営業だけで仕事出来るなら駅に行く必要もないですし、走り回ってお客様を探す必要もないです。実際は平均15くらいですね。15回無線配車がもらえるような会社は稼げると思います。 稼げない会社はこのような数字の公表をしていません。
稼げる会社はアプリ配車サービスや無線営業の回数を明確にホームページや求人広告に掲載していると思います。
それ意外には歩合率と足切り金額に注目しましょう。歩合率が低い会社は単純に給料が安くなります。 ですが福利厚生がしっかりしている部分もある可能性がありますから確認したいです。
歩合率が高い会社は単純に給料が高い計算ですが、車輌管理費や事故の修理負担など自己責任契約かもしれません。そのあたりのバランスが大事になりますから調べておきたいですね。
足切り金額とは月の最低売上目標です。この金額がどのくらいに設定されているかで稼げる期待値も変わってきます。
東京だと50000円平均、神奈川だと35000円平均くらいが多いですかね。この平均より高く足切り金額を設定している会社はドライバーに稼がせる仕事を多く抱えている可能性が高いです。
神奈川の会社なのに足切りが40000円平均だとします。普通の会社より売上ノルマが高いわけですが、その分売り上げる事情が会社内にあるのです。芸能界やテレビ局、医療関連のパイプを持っているとかが考えられます。どちらも単価が高いお仕事になりますし、24時間いつ呼ばれてもおかしくない業界です。
足切り金額の高い会社は強い営業力を持っていることが多いですね。
稼げない会社は歩合率も低い、足切り金額も低い。営業に対する強みが会社に無いなど簡単にわかります。
ただし稼ぐ必要の無いドライバーはこのような会社の方が合ってますし都合が良いでしょう。
ですからタクシー業界の平均年収は低くなるのです。給料を多くもらいたい場合はしっかりとチェックしたいのが会社です。
会社の強みを探す

タクシー会社はそれぞれ営業に対する強みがあります。その内容も様々です。
一般の人にわかりやすく言うなら、今で言うとコロナタクシーですとかマタニティタクシー、車椅子対応車輌などが強みになったりします。
差別化を意識した営業もされているのです。プロドライバーになる方へ説明することは大きく3つです。
- つけ待ち
- 流し
- 無線
この営業の何処に会社が強いのか、それを知っておくと入社後の仕事が楽になります。
つけ待ち
つけ待ちとは、タクシー乗り場に車を止めてお客様を待つ営業です。
駅や病院やホテルにあるのを見掛けるのではないでしょうか?なかには大きなパチンコ店などにもあったりしますね。
会社によっては、専属で契約している場所があります。そういった場所は自社の営業車しか入れないのでライバルもいませんし、お客様の単価など情報をとることも出来ます。
毎週月曜日朝8時頃乗り場から、病院へ向かうお客様が単価5000円。と言ったように専用乗り場のある会社なら単価の良いお客様を調べておけるようになります。
専用乗り場を持つ会社は強いです。
流し営業
次に流し営業です。
流しとはお客様がいそうなエリアを走り回って営業することです。流し営業に会社の強みなんて無いと思わないでください。
アプリ配車サービスや無線営業が強い会社は、流し営業をアシストしてくれます。
流し営業をしながら無線やアプリによる仕事をこなすことで稼ぎやすいわけですから、流し営業をする地域のアプリ配車や無線に強い会社もあります。
無線営業
最後に無線営業です。
無線とはお客様が配車を希望して会社に電話、またはインターネットなどで予約された方をドライバーに斡旋する事です。
無線営業の強い会社は地域密着型が多いです。その為決まったお客様を決まったコースで目的地に送り届けることが多く、経路を覚えるのが楽です。
自分でお客様を探すわけではないので楽という事もあります。
無線だけ対応して稼げる会社も多いので自分でお客様を探すより無線の方がいいと思うこともあるでしょう。
会社の入社特典を利用したい
会社によっては資格取得費用全額負担、入社祝い金30万円など求人広告に出ていると思います。
多くは貸付金であり、実際は勤続2年満了したら返済義務なしとするところが多いです。
ですがしばらくは働きたいと思えるなら入社祝い金など貰えるならもらいたいですね。その他にも保証制度や貸付制度を完備する会社、寮完備の会社など様々です。
新人保証期間といった、給料を一定期間保証してくれる制度などもあります。これは仕事に慣れるまで3ヶ月~半年、長い所だと1年間、一定金額を保証してくれる制度です。
このようなフォローは大体どこの会社でも備えていますから、仕事や勉強もしやすいでしょう。
事故に対して修理費を100%会社側が負担する事もありますし、違反に対して反則金を負担してくれる会社もあります。
このようなケアやフォローは会社にはいる前に知りたいところです。
最後に研修に対してのフォローも確認した方がいいですね。
研修が何日間あるのか?誰に相談したら良いのか?このようなことに力をいれている会社は離職率も低く働きやすいでしょう。
まとめ
会社選びのポイントはこのようなところから、自分にあった営業スタイルと考えて選んでいきましょう。
当サイトへご相談もお受けしますのでお気軽にどうぞ。
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