私たちの身近にあるタクシー。普段何気なく利用していて便利なサービスに思いますが、「タクシードライバーなんてするもんじゃない」「生活なんてできない底辺職だ。」と言われる場合がありますね。
現在でも多く「タクシードライバーは底辺職だ」と検索キーワードにも出ている通りです。
実際にタクシードライバーの収入では生活ができないのでしょうか?
家族や恋人がタクシードライバーを仕事に選んだら不安だと思う前に、知ってほしいお話をしていきます。

タクシードライバーの平均年収は参考にならない
はじめに知っておいてほしいことが、タクシードライバーの平均年収です。
厚生労働省調べでは、タクシードライバーの平均年収は280万円と言われています。
コロナ過の影響を受けているドライバーも多いでしょうし、業界全体の売り上げが落ち込んでいるのは事実です。
ですが少し誤解があり知ってほしいのが、タクシードライバーの働き方です。
実はタクシードライバーすべての社員が稼ぎたいわけではないということです。年金受給者が少しだけ稼ぎたい場合や、タクシー以外の収入がある人。タクシードライバーが副業である人。
夢のためにタクシードライバーをして過ごす人。給料を多くもらうことが目的ではないドライバーも一定数います。
他には個人タクシーとしての独立が近いドライバーも事故や違反を恐れて働かなくなるケースもありますし、稼がなくてもいいケースや稼ぐ必要のない社員がいるのです。
その為タクシー業界の平均年齢も高く、働き方に合わせた給料システムになっているわけです。
給料明細がマイナスになる社員がいたりしますから、平均年収が低く出されるのは当たり前ですね。
逆に平均年収の倍以上稼ぐドライバーも多くいるため、業界経験者でなければその実態を知ることはないのです。
タクシードライバーの平均年齢
平均年齢は60歳と言われています。
20代のドライバーもいれば60代のドライバーもいます。
先ほどの話の通り、年金受給者が少しだけ稼ぎたい場合や、夢のために時間を多く使いたい人。稼ぎたいからタクシードライバーを選ぶ人。
様々なタイプの人間が集まるため、平均年齢も高いです。
平均年齢からわかるように、働かなくても良い世代や、一日中走り回るのは体力的にきつい世代が多いとわかるはずです。
そして年代を問わず働ける業界であると言えますね。
このような事情から中途採用も多く、いつでも気軽に転職できる受け皿業界的にみられるのかもしれません。
タクシードライバーの目的
タクシー業界に飛び込む人の多くは、稼ぎたい理由から転職をすると思われるでしょうがそうでもありません。
ここまで話した通り、夢の実現のためにタクシーを選ぶ人や、メインの仕事を持っているけれどタクシーをする人。タクシードライバーを続けながら副業をする人。目的をもってタクシー業界に残る方が多いわけです。
なんとなくドライバーを続けていても、最終的には個人タクシーという独立も可能ですから意識が変わる人もいます。
稼ぎたいと思って仕事をするタイプはそこまでいないと思います。
元タクシードライバーの芸能人や、実業家などはかなり多く見られますね。
作家の方もいらっしゃいますし、これはタクシードライバーが時間を多く使える職種であることからもわかると思います。
タクシードライバーと隔日勤務
タクシー会社の多くは隔日勤務と言う働き方を採用しています。
簡単に言ってしまえば、1日働いて1日休むを繰り返して過ごします。
日勤や夜勤といった働き方もありますが、大体どこの会社も隔日勤務と言う働き方がメインになってくるのです。
この働き方に慣れてくると時間も多く使えますし、月に最大で13乗務しかしないためそのほかの日数は感覚的に言えば休みとも言えます。
この働き方はシフトですが、個人の都合に合わせてシフトをずらしたりも出来ますから毎月大型連休を取得することも可能です。
旅行が趣味の人は毎月旅行に行くなどしてます。
その他にはバンドのツアーを組んだり、趣味に時間を使う人が多いです。
タクシードライバーが底辺職と言われるのはなぜ
一番の理由は、収入が安定しない業界だからかもしれません。
繁忙期と閑散期の売り上げは倍近く違ったりする地域もあります。
昔はタクシードライバーに対する差別用語などもあったそうですが、現在は差別的な発言をされることはないと思います。
調べてみると昭和のバブル期に生まれた差別意識のようですが、現在のタクシー業界は雇用する側もされる側も意識も変わっていますし、一部の非常識な方からの差別意識はなくならないと思いますが、時代も変わり底辺職であるイメージはだいぶ薄くなってきているのではないでしょうか?
タクシードライバーの社会的地位や信用性が低いのは日本だけではありませんが、ロンドンのように高い評価を受けている国もありますから、業界が国の意識を変える努力をしなければいけませんね。
一番の問題はタクシードライバーの立場がものすごく弱い法律であるため、利用する側の多くが差別意識を持ち始めたのだと思います。
昭和から令和まで時代が変わっても、タクシードライバーの不利な扱いは改善されません。
タクシードライバーの生活
タクシードライバーの既婚率は高いと思います。
離婚率も高いですね。
生活ができないわけではなく、生活スタイルが合わないことが多くすれ違うそうです。
看護士や介護士など夜勤がある生活を経験している方とは長くお付き合いしている印象ですね。
基本的に出勤したら翌日の朝方に帰宅し、次の日の朝に出勤する生活ですから、どちらかが相手に合わせて生活するか、生活を合わせず気遣える暮らしをするかで事情は変わってきそうです。
子育て世代も多くドライバーにはいますし、うまくやっていける人が多いと思います。タクシードライバーだけの収入で家族を養っていける人もいますが、多くは共働きなイメージですね。
生活が厳しいと嘆く人は少ないと思います。
欲しい給料の額だけ働けるのがタクシー業界です。
現実的な金額であれば努力次第ですから、毎月外食に家族と行くくらいは余裕もある生活が出来ています。
ドライバーの多くはマイカー通勤ですから、このことからも車を所持していて世帯を持てるくらいの生活はできるとわかりますね。
タクシードライバーのリスク
最も注意したいことは事故と違反です。
最近では感染症もリスクとしてありますね。
免許が傷つけば働けなくなるのがタクシードライバーです。
バスの運転士や、トラックなどの配送関連のドライバーもそうですが、タクシードライバーは最も事故や違反に遭いやすい仕事と言えます。
事故に対する補償やフォローなどを会社が何もしないケースもあるそうですから、会社選びをミスすると底辺職と言われるイメージのタクシードライバーになるかもしれません。
そして生活において自己管理ができないと健康上すぐに問題が出てきます。
タクシードライバーの仕事の中心は運転です。
運動する機会が非常に少なくなるので体調を崩したり、病気になりやすくなったりするイメージがありますね。
まとめ
底辺職のタクシードライバーでは、生活も出来ないなんてことはないと解っていただけたと思います。
年収300万円時代と言われ続ける時代ですが、そのあたりに比べてもやや良い収入でそれなりに生活できている人が多いのが本当ですね。
ドライバーの中には仕事中以外は毎回パチンコに行ったり、毎月連休を組んで旅行へ行ったり、自分のバンドのライブツアーをする人もいます。
タクシードライバーと言っても生活に幅があり、普通の会社員とそれほど変わらないのではないでしょうか?
変わっているのは底辺職と検索する誰かであったり、タクシードライバーを下に見たい考え方の誰かなのかもしれませんね。
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