ここで止まってくれない! タクシートラブル対処法を現役ドライバーが教えます 

タクシートラブル
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毎日のように起こるタクシートラブルの中には、ドライバー側に非の無いものから、ドライバー側に落ち度のある物事まで様々な事例があります。

なぜトラブルに発展してしまうのか、簡単に説明するとお互いの認識が食い違う事他なりません。

そこで今回はトラブルのケースから対処法を幾つか紹介していきましょう。

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トラブルのケース

 止まってほしい所で止まってくれない。

目的地に着いたのでお客様は、ここで止めてくださいと言われる場合があります。

ですがドライバーは急ブレーキして停車することはまずありません。危険だからです。よく聞く停車トラブルは、お客様側の無理な注文が招いてしまうことなのです。

  1. 急ブレーキになる場合
  2. バスの運行時間中にバス停を停車場所にした場合
  3. 駐停車禁止場所
  4. 乗降禁止区間(交差点内やその周辺、指定されている区間等)
  5. 単純に後続車など周りに迷惑になる場合

このような状況をドライバーは判断して停車しますから、「ここで止めてください。」と言わず。 「止められる場所で止めてください。」と伝えた方がスムーズです。

このケースで多くトラブルになるのは、停車直前でのメーター料金加算ですが、大体は利用しているお客様側が料金メーターのギリギリを目視して、いきなり「ここで止めて。」とドライバーに告げることが多いです。

メーターが上がる前に「止められるところで止めてください。」と言えることが、トラブル回避に繋がりますね。

利用しているお客様側の見栄で発生しているケースもある事が解ると思います。

①急ブレーキになる場合

ドライバーは急ブレーキして停車することはまずありません。

その理由はお客様がシートベルトをしていない、もしくは目的地に近づいたからはずしてしまった場合や急ブレーキによる車内事故、誘因事故を防ぐためです。

常識的にお話しすると、車は急に止まれません。 走行スピード=停車メートルと考えるのが普通です。

時速30キロで停車するには30メートル必要といった感じになります。 このようなことを知っておくだけで停車もスムーズになるのではないでしょうか?

②バスの運行時間中にバス停を停車場所にした場合

道路交通法ではバスの運行時間中に、バス停周辺10メートル以内を駐停車禁止としています。

ですからバス停で停車出来るのは、バスの運行時間外であることが前提となります。

親切なドライバーであれば説明してくれる場合もありますが、急に指定された停車場所が禁止場所である場合、説明する余裕もなく停車先を探すことにもなるでしょう。

③駐停車禁止場所

お客様の一部には無茶苦茶な言い分で駐停車禁止場所であるにもかかわらず、停車を促す方がいます。

駐停車禁止場所とは、車が駐停車して重大な事故を起こす恐れがある場所に多く、トラブルはもとより事故になることも考えられます。 大変危険な行為ですから、ドライバーは停車しません。 違反行為以前の問題です。

ドライバーが停車を拒否した場合、まずしたがってほしい件です。

④乗降禁止区間

タクシーには乗降禁止区間と言うものがあります。

簡単に言うと、駅前のタクシー乗り場周辺や、交差点内などがそれに当たります。

よくドラマなどで交差点付近で手をあげてタクシーを止める場面を見るかもしれませんが、それは違反の可能性が高いです。

乗降禁止ですから当然降車することも禁止です。都内では日常的に起きるケースだと思います。

⑤単純に後続車など周りに迷惑になる場合

これはドライバー側も神経を使うパターンです。

違反場所ではなくとも、停車して支払いをするには周りに迷惑がかかる場合、停車場所を変更したくなるのは当たり前です。 もちろんお客様側に非があるわけではなく、またま今のタイミングでは難しいと判断したときですね。

大体が車のすれ違いが困難な道に後続車がいたり対向車が見えていたり、お客様以外に迷惑がかかる場所になってしまったときに止まることが出来なくなります。 目的地が狭い道であるならば、前もってドライバーに伝えておけば停車をスムーズに出来ることはありますから、少しだけ目的地周辺の気遣いが利用する側にあると良いかもしれませんね。

まとめ

以上が止まってほしい所で止まってくれないタクシートラブルのケースと対処法になりますが、お客様の中には事情を理解しない方や、足が悪いからここで止めろと言い放つ方もいます。

心情を察することは出来ても、一部のお客様に特別な対応をすることが許されないのが旅客事業です。 多くのトラブルは理不尽な物言いから発展することを、ドライバーもお客様も理解して利用したいものですね。

それでもドライバーが悪いと納得できない方は、最寄りのタクシーセンターもしくは運輸局へ相談することがベストです。

ドライバーの会社へ通達したところで解決はしません。必ずタクシーセンターもしくは運輸局と覚えておき、領収書はしっかり受けとりましょう。

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