気軽に利用できる乗り物としてタクシーはお客様の足となり、日々利用されている便利なものです。
しかしながらタクシードライバーの一部には、利用する意思表示をしても乗車拒否するといった問題行動がみられます。
これは果たしていかがなものか?
そしてどこに苦言を呈したらいいのか?
一般利用客からしたら腹立たしい問題です。
今回はタクシードライバーから乗車拒否された被害者の方へ、乗車拒否の基準と法令をお話しします。

この記事は次のような方にオススメ!📣
- 乗車拒否をされた!
- 急いでいたのに腹立たしい!
- 解決をするにはどうすればいいのかを知りたい。

タクシードライバーは基本的に乗車拒否はできない
タクシーとは距離の近い遠いを問わず空車表示している場合に、お客様の利用を拒否することはできません。
簡単に言ってしまえば正当な理由がない限りは、近距離で売り上げにならないお客様を対応しなければいけないとしても拒否できないことになっています。

近いんですけど良いですか?
とこのように伺うお客様もいらっしゃいますが、近い距離だから乗車拒否することは許されません。
このようなことが理由で乗車拒否された場合は、速やかにタクシー会社ではなくタクシーセンターへ通報することが正解です。
ですが……
タクシードライバーも完璧なドライバーではありませんから、お断りせざるえない合法なケースも存在します。
目的地を伝えたら乗車拒否された
目的地を確認したにも関わらずタクシードライバーから乗車拒否された経験があるかもしれません。
この場合以下の理由があります。
①遠距離過ぎて燃料が持たない

個人タクシー等のガソリン車は別ですが、法人タクシーのほとんどはLPガスと言った燃料を使用して走行します。
従って普通のガソリンスタンドでは給油が出来ないため目的地へたどり着けない場合や、営業所へ戻った際残しておかなければいけない残量が足りない場合にお客様へ乗車拒否を伝えることがあります。
タクシー車両は基本的にどこでも給油が出来るわけではありません。
残念ながらお断りする場合もありますし、この場合の乗車拒否は違法ではありません。どうしても乗車したい場合は、タクシーが行けるところまで確認をとり契約するしかありません。
②近い距離を伝えたら乗車拒否された
この場合の乗車拒否は基本的にありえません。ですが例外が存在します。
目的地へ向かう経路が事故に繋がる恐れのあるような狭い道路であったり、本来であればタクシー車両は通行できない時間帯や進入禁止区域をお客様が指定した場合です。
近いから良いだろうとお客様の判断でドライバーと契約しようとしても無駄です。
事故回避のためであったり、法令遵守のためであれば近い距離だろうとお断りせざるえないです。
③5人で乗ろうとしたら乗車拒否された
普通のタクシー車両は5人乗りです。タクシードライバーを加算した計算ですから当然違法行為になります。
以前はやってくれたと強気に出るお客様もいらっしゃいますが、それは違反強要行為ですから警察を呼ばれる前に引き下がりましょう。
小さい子どもを何人か連れたお客様がタクシーの乗車人数を、自己都合で説明し利用するトラブルが絶えませんが、それは犯罪行為ですから素直にドライバーの指示に従いましょう。
④道路に出てタクシーを止めたら空車表示しているドライバーに乗車拒否された

乗車拒否されたと不満を持つ前に冷静に考えてください。
大体は酔っぱらいのお客様がする自殺行為ですが、道路に出てタクシーを無理矢理止めたとしてドライバーは相手にしたくありませんよね?
実際にこのようなトラブルから死亡事故が毎年どこかで起きています。いくら手をあげてもタクシーが止まらなかったから、やむをえず道路に出てタクシーを強制的に止めたと言いたいでしょうが間違っています。
正解は手をあげてもタクシーが止まらないのであれば、近隣タクシー会社へ電話をして迎車してもらうのが普通の人の思考です。
乗車させた場合にトラブルが起きると想定出来るのであればドライバーはお断りしますよね。
これが乗車拒否に該当すると言うのであればタクシードライバーは自分の身を守るための乗車拒否を出来ないことになります。
事実殺人事件へ発展しているケースもありますからドライバーからしたら、道路に出てタクシーを無理矢理止めようとする酔っぱらいを乗せようとは思いませんし、利用をお断りするでしょう。
ただし厳密に言うとこの場合乗車拒否に該当すると判断されるそうですから、不満を感じるようでしたらタクシーセンターへ通報することが正解です。
5 酒を飲んで乗車したら乗車拒否された
酒気帯び程度のお客様の対応は法令上、タクシードライバーが乗車拒否することはできません。
泥酔状態で乗車させても目的地がはっきりしない場合や、車内を汚されると判断できるケースは該当しません。
しかしこれは個人の主張で食い違うためお客様がいくら酔っていないと主張しようが、ドライバー側がどう判断するか基準は様々です。吐き気もないし目的地もしっかり言えたのに乗車拒否されたと決めつけるには甘いです。
ドライブレコーダーが搭載されていますし録音もされていますから、ドライバー側が有利になる状況が多いです。
飲んでもほどほどにして帰るなど気を付けるのは社会人として当たり前ですが、ドライバー側が何を感じるのかまで気にしてあげることが乗車拒否されないコツです。
乗車拒否なんてさせないぞと思う前に
タクシーの乗車拒否とは条件がいくつか定められています。
このような話の他にも様々に断れるケースもありますが、今回はここまでのお話です。
ほとんどはタクシードライバーが乗車拒否することはありません。それはドライバーが後日トラブルになることを恐れるからです。
タクシードライバーは極端に不利な条件で業務をしています。そのためお客様とのトラブルを避けたがります。
乗車拒否された人もそうではない方も、ドライバーへの扱いがもう少し違えば歩みよれる問題ですが、タクシーを利用するお客様の多くは道路交通法すら知らない方が多いため、難しい問題になっています。
タクシーは文句を言わず客商売していろと思い込む限りは、このようなトラブルから逃れることはできません。当然疲れてしまって態度の悪いドライバーも増えているのが業界ですから、どちらが悪いと言える問題ではないのです。
それでも乗車拒否は許せない
どんな理由であろうと乗車拒否は許せない!
そう思うお客様もいるでしょうから最後に対処法をお話しします。
タクシードライバーへの苦情はタクシー会社へ通報しても意味がありません。必ず管轄のタクシーセンターへ通報することが正解です
ただしタクシーセンターへ通報する場合、通報者の身分証明はもちろん当時の状況までドライブレコーダーから証拠をとられますから、下手したら相手ドライバーから訴えられる事もあります。
それでもどうしても許せないあなたは、最終的に陸運局まで苦情を訴えることが業界のためです。自分にも非があると思えるのならば許す気持ちも大事ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とある実業家がタクシーに乗車拒否されたというニュースが度々話題にもあがりますが、ドライバーには正当な理由があって乗車拒否をしている可能性が高いとご理解いただけたらと思います。
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